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  • 2013 哲学がっこう
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2012年3 月 7日 (水)

コメント

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長久

あきやんさんありがとうございます。

なるほど、そういう視点からの問題を考える必要があるのですね。

私ももっとよく勉強せねばいけませんね。

あきやん

なかなか考えがまとまらないのですが・・・

私の感じているものは,沖縄の問題は「沖縄を日本の植民地」と認識をもつことから入らなければならないのでは,という考えです。


国連の人権差別撤廃員会は,日本政府に対し,2008年「琉球・沖縄人を先住民族として認めること」,2010年には「沖縄への構造的差別の問題解消」をもとめる勧告をおこなっています。

「先住民族」とは,独自の文化や言語を持ち歴史を育んできた民族が近代国家によって一方的に領土を征服され,言語の禁止を始めとする同化政策によって一方的に国民として統合され構造的な差別が継続している民族,と定義されています。

国連では,日本と沖縄の関係をこのように見て勧告が出されています。

そういう面からみると,先住民族の琉球・沖縄民族と植民者の大和民族との対立という構造になっていきます。

日本国内でこの勧告がどう受け止められているのでしょうか。
まったく議論も認識もされていません。

当の沖縄でもこの勧告の議論がされたはなしは聞きません。

沖縄大学の又吉盛清教授は「近代沖縄歩みは,一方では弱者の沖縄人が日本社会の底辺に位置づけられて,いち早く「体制化」して,大樹に身をすり寄せて生きる術をもとめた歴史でもあった。」といい「今日でもこの沖縄人の弱さは,克服されることはなく,むしろますます弱くなっているというのが,実情のように思われる」(『日露戦争百年』同時代社)といいます。沖縄自体が「先住民族」としての意識を封印する方向にむかってはいないでしょうか。


沖縄の本当の敵は,沖縄を植民地支配している人たちと,「植民地主義」を克服できない人たちのように思えます。
そして,多くの人が無意識のうちに「植民地主義」にのっかっているように思えます。


長くなって,おまけにまとまりがなくてスミマセン。


国連決議については,沖縄の季刊小冊子(「学習の友」よりも薄い冊子)『けーし風』第67号(2010年6月号)に「国連勧告をめぐって 脱植民地主義と沖縄の自己決定権」と特集が組まれています。

長久

あきやんさんありがとうございます。
いま、相方は医学生さんと一緒に、沖縄の基地と沖縄戦を学ぶ
フィールドワークツアーで、沖縄にいます。(明日帰ってくる)

『ウシがゆく』読んでません。
ぜひ、読みたいと思います。

ありがとうございます!

あきやん

>もうひとつ、これはぼくの印象だけれども、

沖縄の問題で、「沖縄の敵はヤマト(本土)の日本人」という印象をあたえてしまう内容になっていることだ。

これは、沖縄問題では、よく出てくる議論で、「ヤマトンチュー(本土の人間)」と「ウチナーンチュ(沖縄の人間)」を対立的にみる傾向があるけど、
これははっきり有害だと思っています。

沖縄のほんとうの敵は、本土の日本人一般ではありません。
沖縄に犠牲を強いるシステムを守ろうとするごく一部の人たちでしょ。
そこは、はっきりさせないと。


私の中で,まだまとまらないところです。

沖縄に深くかかわればかかわるほど,結論がでません。

「対立的」にみるのは有害であることには間違いないですが。

沖縄に長く住んでいる知り合い(県外者)と飲んだときに聞くはなし。
沖縄県出身者と飲んだ時に聞く話。

なんか,簡単にわりきれないものがあります。

いまのところ,沖縄にどっぷり深くつかっている友人と話すといつも「沖縄に移住すればいいのに,と言われるけど,ゼッタイできないよね」という結論になります。


もう読んでいるかもしれませんが

『ウシがゆく』
知念ウシ 沖縄タイムス社

ぜひ一読を。
なにか考えさせられます。
ちなみに知念ウシさんはダグラス・ラミスさんの相方だったと記憶しています。

それに沖縄の季刊誌『けーし風』。
これも,沖縄側からの発信と現状としていろいろ考えさせられます。

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