ソワニエ読書日記6冊目。
以下、つぶやきメモ。
『その先の看護を変える気づき―学びつづけるナースたち』
(編集/柳田邦男・陣田泰子・佐藤紀子、医学書院、2011年)
【読んでのつぶやきメモ】
*看護には、さまざまな物語がありますね。
感動的な事例がたくさん。良書。
*「書く」ことによる気づき。
*「自己表現の習慣をもつことが大事」という
柳田さんの言葉も、そのとおり。
*もくじを以下に。
序 書くことと内面の成長(柳田邦男)
第1部 看護学生の物語から(柳田邦男 編)
血肉に染みこむ現場での気づき-看護学生の成長の物語
看護師さんごっこでわかった“頑張る力”を
引き出す看護(谷野真衣)
共感的態度で(佐藤美幸)
夏休みのちいさな出会いから(高尾智美)
支えることは、支えられること(佐藤奈緒美)
役割の変化に目を向けて(佐潟佳一)
強い不安と身体的苦痛のある終末期患者の看護
そばにいることの意味(奥野紗織)
学生エッセイへの論評
第2部 いのちの学びの物語から(陣田泰子 編)
見えにくい“看護の力”を描く
学び合い、育ち合う現場
概念化レポート(1)
救命救急センターにおける患者とのかかわり(飯野好之)
飯野さんの物語へのコメント
レポート 先輩から看護を学び、伝えていくこと(河本千恵子)
河本さんの物語へのコメント
日常生活を支援する-セルフケア
セルフケアの支援(1)
最期の願いを聴き届けること(黒田悦子)
黒田さんの物語へのコメント
セルフケアの支援(2)
健康維持と予防の時代の看護専門職としてのかかわり
-外来患者のセルフケア能力向上に向けて(本舘教子)
本舘さんの物語へのコメント
小児外科病棟の出来事と二十年後の再会
早く元気になーれ(陣田泰子)
入院した病院の看護師を目指す(山崎 雅)
概念化レポート(2) 今、私を支える二十三年前の体験
-小児外科病棟での看護(竹内久恵)
IVHはライフライン(吉田一彦)
四つの小児の物語
-今を生きていること、この不思議な力。
そしてそれを紡いでいくこと 物語を経て、今
第3部 師長のものがたりから(佐藤紀子 編)
「師長のものがたり」に見えてくる看護師の姿
ひとつめのものがたり
プロジェクターに込められた願い(新井敏子)
ひとつめのものがたりの看護としての意味
ふたつめのものがたり 三浦さんが子どもの入学式に
参加できたことの意味(小原雅子)
ふたつめのものがたりの看護としての意味
みっつめのものがたり
深夜二十三時の二十分間の出来事(香取秀則)
みっつめのものがたりの看護としての意味
よっつめのものがたり 阿部さんとのかかわりを通して
成長した青野看護師(吉村美樹)
よっつめのものがたりの看護としての意味
いつつめ、むっつめのものがたり
師長の行うケアの意味(宮子あずさ)
いつつめ、むっつめのものがたりの看護としての意味
第4部 座談会 「その先の“私”を変える気づき」
(柳田邦男・陣田泰子・佐藤紀子)
*「職業人として自分の感性や人間観や患者・医療
者関係の取り方などについて高めていく『気づき』とい
うものは、このように日常的に問題解決を目指して
『いつも考えている』というひたむきな姿勢をベースに
して、愛と思いやりをこめて患者と接している中から
生まれてくるのだと言えるだろう」(柳田、44P)
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