きのう(11日)の午前中は、ソワニエ看護専門学校の
8回目の授業。
読書日記は「早く元気になーれ」。
先週の感想文を紹介しつつ、
この日の主題へ。
絵本『おぼえていろよ おおきな木』(佐野洋子)を読む、です。
この絵本も、人によって読み方がずいぶん
変わってくる絵本です。
「おおきな木」とは何か、について考える。
人は、あたり前に近くにいる(ある)存在について、
また、あたり前にしている「こと」について、
普段はその大切さを意識することはあまりありません。
だって、いつも「ある」んですから。
で、それを失ってみて、はじめて自分にとっての
その存在の大きさやありがたさに気づくことって、
多いわけであります。そんなことを描いた絵本です。
でも、いちばんぼくが言いたかったのは、
「人間は、失う前に気づくことができる力をもってるんだよ」
ということです。
だって、こんな絵本をつくれちゃうんですから。
大切な人だけではありません、
環境や、目標や、平凡な生活。
これも、じつはすごくかけがえのないもの。
あたり前、というもののほうが、
じつは少ないんだと思う。
学生さんの反応も、率直ですね。
いろんな気づきをしてほしいです。
コメント
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