きょう(15日)は、第46回岡山県母親大会の
午前中の分科会の助言者で行ってきました。
第3分科会「平和と民主主義」。20数名参加。
助言者は3人おりまして、
憲法会議の山口先生と、
津山の低空飛行問題で末永市議。
で、わたし。
頼まれ方がすごくてですね、
「憲法は山口さん、低空飛行問題は末永さんが
しゃべるから、あとは全般長久さんお願いします」
・・・。
ということで、ひじょーに漠然とした
頼まれ方&打ち合わせ不足により、
どうとでもしゃべれるレジュメをつくり、本番にのぞみました。
それが、以下。
1。平和を求める力は、どこから湧いてくるのか
◇戦争や暴力
◇平和な状態のところからは、平和思想はけっして生まれない
2。インプットは悲しみや怒りや痛み。アウトプットは、多様でいい。
◇人間の歴史や行為の負の部分を、自分のなかに入れる作業・・・
*第2次世界大戦(1939~1945)、アジア太平洋戦争
アジアへの侵略戦争、植民地支配、日本軍の行為、虐殺、
毒ガス、性犯罪、捕虜虐待、「従軍慰安婦」、強制連行、
日本軍の特質、特攻、靖国問題、総動員、教育、空襲被害、
沖縄戦、原爆、残留孤児・・・
*朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガン・・・
*地域紛争、テロ、内戦、中東問題、少年兵問題、戦争の民営化・・・
*米軍基地問題、低空飛行訓練、自衛隊、世界有数の軍事費、
安保条約・・・
*こうした事象と関わりのある、歴史的背景、政治・経済的背景・・・
◇こうした事実をリアルに「知る」ことは、楽しいことではけっしてない
◇自分のなかで、それらの事実を受けとめ、そしゃくし、伝える
*なぜ、「伝えるのか」
*女優の吉永小百合さんは、なぜ「原爆詩の朗読」の活動を
続けているのか。
◇「伝え方」(アウトプットの方法)は多様であっていい。
*表現することと、あつまること、発信すること
◇戦争を体験していない世代の「伝え方」と「伝え続ける努力」
*1人ひとりの体験を大事にしながらも、私たちはある程度
「戦争」というものを客観的にみれ、考えられる位置にいる。
戦争の構造や全体像を伝えることができる。
3。平和運動で、未来をひらく
◇平和を求める私たちー言葉が人をつくる
*支えあい、聴きあい、手をつなぎあう。それにみあった
言葉をつむぐ。
*そういう感性をもった仲間たちのなかで生きることの意味。
◇人間としての豊かさが、活動のなかで花開く
*さまざまな人との出会い。感じたことのない感情との出会い。
*想像力がなければ、平和運動はできない。人の痛みへの
想像力、豊かな人間社会への想像力をつちかう活動。それは、
日本社会をよりましな社会へと前進させる力に。
以上。
まあ、20分の持ち時間でしたけど、
15分でしゃべりましたよ☆
とばしとばし。討論時間を確保することのほうが大事なので。
1時間ほど、会場とのディスカッションの時間が
あり、いろんなお話がきけ、有意義でした。
最後の「まとめ」発言として、
女性差別撤廃条約の前文のこと、
「助言者のなかに女性を入れましょう」という注文を
思いつきでしゃべってみました。
午後から、有森裕子さんの記念講演が
あったのですが、
あまりに仕事がつまっていて、お先に失礼を
させていただきました。ざんねん!
で、いま事務所で会報「明日の考察」を
一生懸命つくっているところです・・・。
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