78期岡山労働学校のお知らせです。
10月1日(木)開校の教室のテーマは「核ZERO」。
あまり説明する必要は
ないと思いますが、
いま、この情勢だからこそ、
の学習テーマです。
すでに6月中旬にはカリキュラムはほぼ固まり、
6月下旬にはチラシができて、宣伝も始まっています。
核問題は、私も、たいへん思い入れの強いテーマです。
ぜひ、多くの人に受講してもらいたいと思っています。
では、以下、教室の概要です。
①10月 1日(木)第1講義「なぜ広島と長崎に原爆が投下されたのか」
講師/藤原真(高校教諭)
②10月 8日(木)第2講義「8月6日ヒロシマ-被爆の実相」
/長久啓太(県学習協事務局長)
③10月15日(木)第3講義「8月9日ナガサキ-被爆の実相」
/長久啓太
④10月17日(土) ふれあいコンパ(実費)
⑤10月22日(木)第4講義「ヒバクシャの心の傷を追って」
/長久啓太
⑥10月29日(木)第5講義「ビデオ学習『被爆者 空白の十年』」
/NHK広島放送局制作
⑦11月 5日(木)第6講義「内部被曝-そのメカニズムと脅威」
/伊原潔(県学習協会長)
⑧11月12日(木)第7講義「1954年ビキニ事件-冷戦下の核開発・核実験」
/谷口朋美(県平和委員会事務局次長)
⑨11月15日(日) 日帰り企画(実費)
「五感で感じる学び-広島フィールドワークと被爆者のお話を聞く」
⑩11月19日(木)第8講義「原水爆禁止運動-世界を動かす草の根の力」
/平井昭夫(県原水協事務局長)
⑪11月26日(木)第9講義「被爆者運動の歴史と現在」
/中尾元重(県原水協代表理事)
⑫12月 3日(木)第10講義「日米軍事同盟と核密約問題」
/中尾元重
⑬12月 5日(土) 修了式&修了コンパ(実費)
⑭12月 6日(日) 修了記念講演
「核兵器ZEROへ-世界が動き始めた」
/川田忠明(日本平和委員会常任理事)
【募集要項】
*基本時間:18:30~21:00 修了記念講演は13:30~17:00
*会場:岡山市勤労者福祉センター(岡山市北区春日町5-6)
*受講料:10,000円(県学習協会員8,000円、学生4,000円)
単発参加は1回1,500円(学生600円)、記念講演は1,000円
*お申込み・お問合せは、岡山県労働者学習協会まで
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
この教室を開校する目的は、なんといっても、
核廃絶へむけた運動に貢献する学びの場を提供することにあります。
4月のオバマ演説以来、運動の雰囲気がガラッと
変わってきました。
日々、新しい情勢が生起しつつあります。
来年の3月には、核サミット、そして5月にはNPT再検討会議があります。
核廃絶の道すじは、たいへん複雑で、単純ではありません。
しかし、根本は、人びとの世論の力、たたかいの力にかかっている
ことは、この運動の歴史が教えています。
そして、たたかいの大きな原動力となったのが、
被爆者の真実の叫び、ふりしぼって出された声、
であると私は考えています。
教室前半では、原爆がなぜ投下されたのか、
そして、被爆の実相をくわしく学びます。
核兵器とはどんな兵器なのか、はっきりいって、
まだまだ知られていません。
知らなければ、「核兵器反対」しか言えないのです。
核兵器は、人間の存在の対極にある兵器です。絶対に共存できません。
「核」による「平和」(核抑止力)も、間違いです。
しかしそれは、被爆の実相を学ぶなかでしか、
実感できないものだと思います。徹底的に学びます!
教室中盤の山場は、広島フィールドワークです(11/15)。
被爆の実相を学んだうえで訪れる広島は、
新たな感覚をもって立ち現われてくるに違いありません。
被爆者のお話も直接聞く予定にしています。
教室後半では、ビキニ事件を発端にした、
原水爆禁止運動の発展、被爆者運動の歴史、
そして日米同盟下での日本政府の核政策などについて
詳しく学び、運動への確信を得る内容となります。
そして、最後の修了記念講演(12/6午後)は、
こうした学びの上にたち、核兵器をめぐる
世界の運動の最新の情勢を学び、
私たち日本の運動の果たすべき役割を考えます。
テーマは、「核兵器ZEROへ-世界が動き始めた」です。
講師は、川田忠明さんです。
2005年の69期「戦争と平和教室」の記念講演以来、
4年半ぶりに岡山労働学校に来ていただきます。
今回も、快く引き受けていただきました!
このテーマでお願いするとしたら、
川田さんしかいません!
絶対に聞いてもらいたい講演です。
とりあえず、まだ時間がありますので、
78期の内容の意義については、
今後も書いていきたいと思います。
すでに教室への反響もあり、
成功への手ごたえを感じています。
←長崎の浦上天主堂(2005年撮影)。
総選挙のたたかいと同時に、
秋の労働学校成功のために、がんばります。
プレ企画も予定していますが、
これも後日、ご紹介していきます。
ぜひご参加ください
カゲ茶さんありがといございます。
きのう、原爆の証言集を読んでいたのですが、
はやり「炎のたつまき」を見た人がいるようですね。
まったく想像を絶する世界です。
被爆者の声を、できるだけ多く聞きたいと私も思っています。
投稿情報: 長久 | 2009年7 月21日 (火) 13:09
昨日、被爆者の遺族の方のお宅を訪問しました。
その方は、爆心地から6キロのところで被爆背中から、首にかけて火傷があったそうです。
トラックに乗り、原爆投下から一時間後には、広島駅(爆心地から約2キロ)で作業。
そのとき、炎の竜巻をみたそうです。(当然、その中に巻き込まれた人は焼死してます・・・)
それらの証言を、奥さんは100日間もかけて文章にまとめたそうです。(光景を思い出しただけで、顔は真っ白になり、唇も紫になるため、一日に一言二言しかはなせなかったそうです)
それだけ、心に傷をかかえてたみたいです。
投稿情報: カゲ茶 | 2009年7 月20日 (月) 22:31