今日(7日)の午前中は、ソワニエ看護専門学校での、
14回目の講義。ラスト1回です!
今日は、「日本国憲法から考える看護論②」ということで、
日本の戦争の話、
戦争では、命がどう扱われるのか、
戦争への想像力、
日本国憲法の言葉にある背景、
などについて話をしました。
日本の戦争の加害の歴史、
日本軍の兵士の証言なども紹介しましたが、
学生さんにはかなりショッキングだったようです。
が、ショックを受けていい、と思います。
そして、戦争への想像力を働かせてほしい、と思います。
あと、やっぱり学校教育での近現代史教育の
不十分さを痛感します。歴史教育の空白時代です。
以下、講義の概要ですが、
以前にも話をしたような話が多いです。
省略しながら紹介します。
一。長久の「看護・医療」読書日記
◇今週読んだ本
『死ぬのは、こわい?』(徳永進、理論社、2005年)
『死の中の笑み』(徳永進、ゆるみ出版、1982年)
二。命の目方が狂う-戦争は「生命」をどう扱うのか
1。日本の戦争
◇1931年~1945年までの日本の戦争(資料参照)
*アジア・太平洋戦争(または「15年戦争」)という
*アジアで奪われた命…2000万人以上
(1人ひとり、名前を読みあげるとしたら、どれぐらい時間がかかるか)
*日本で奪われた命…310万人(うち民間人80万人)
2。命への想像力
◇殺した命ー日本軍兵士の証言から(資料参照)
*「同じ人間だ」と思ったら、人は殺せない
*「人を殺せる」ようにするのが軍隊教育-米海兵隊の訓練の話
◇兵士の命の重さ
(省略)
以上。
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