きょう(25日)の朝イチで、玉島協同病院(倉敷医療生協)へ。
倉敷医療生協労組玉島支部の学習会でした。
なんと、本日ストライキ行動で、
朝の8時半から、9時半まで、ストライキ中の学習会という、
私もはじめてのケースでした(笑) おつかれさまです。
参加は最終的に20数名というところでしょうか。
テーマは、ストライキではなく(それも話したけど)、
「労働組合の活動にみがきをかける」ということで、
まあ、そもそも論です。
玉島での労働組合の活動が弱くなっているということで、
そもそもの学習をしましょうということでした。
おおまかな概要は以下のようなもので。
一。労働組合の活動って、必要ですか?-結論。絶対に必要です。
◇なぜか? 日本国憲法をもとに、考えてみましょう。
*労働組合は基本的人権。
◇労働基準法の考え方
◇なぜ憲法28条では、無条件で労働三権が保障されている?
*憲法どおりの日本にするために、労働組合の運動の前進が不可欠。
二。そもそも“労働組合”って?-その本質をつかみ、みがく
1。まず、「自分は労働者である」という認識が出発点
◇労働者とは?
◇労働者と言われる人の特徴
◇数は多いが、1人ひとりの認識の違いがある。
*ボーっとしていては、まとまるのが難しい組織。
◇労働組合のかなめは、要求での一致と団結
*要求の「起点」となるものは?
*現実を変えるために働きかけるのが「活動」
◇労働者の「数の力」はすごい-イタリアのゼネラルストライキ
2。労働組合の本質をピカピカみがく-めんどうくさい活動だけど、オモシロイ
◇労働組合が活き活きするためには・・・“労働組合らしさ”の発揮!
*要求の実現(要求の練り上げと確信、実現の展望)
*連帯のひろがり・・・人間だけが手をつなぐ(ヒューマニズム)
*自分や仲間の成長の姿(主権者として成長する)
三。今年の春闘をめぐって-「困難さ」のおおもとと、転換の方向
1。社会保障にお金を使わない異常
◇どこから税金を集め、どこに使うのか、これは政治の意志の問題。
2。労働者に利益を還元しない異常
◇貧困と格差をひろげた
◇どう転換するのか-内需拡大のプラス転換に
3。「転換」をめぐっての、総力をあげた「つなひき」
四。思いを言語化しよう、行動を草の根から起こそう
1。いま、“医療従事者”の声をひびかせよう
◇1968年のニッパチ闘争の教訓から
2。いつの時代も、困難な現実を前にして
◇あきらめなかった人びとがいるから、今がある
◇宮本百合子の言葉
3。草の根から、楽しく、しなやかな活動を!
以上。
**** 参加者の感想文(以下) ******
◇なぜ労働組合が必要なのか、簡潔な説明で
よくわかった。
◇今回、学習会に参加して、労働組合に今まで
無関心だったと思います。これからはもう少し
関心をもっていこうと思います。
◇本日の学習をきいて、改めて、労働三権が
保障されていること、憲法の重要性を感じ、
また今こうやって働きやすい労働条件改善を
してきたのも、先輩たちの運動があったから
こそなので、後輩に受けついでいきたいです。
◇学習会に参加して、これまで、労組の団体交
渉他、他人事のように思っていた。憲法に保障
されるような、ひとしく教育を受ける権利、勤労
の権利が自分だけでなく、みんなが保障される
には、みんなでやっていかなくてはならない。
言われたら参加するのではなく、自分の幸せを
みんなで実現するために自ら小さな力だが、
たたかっていこうと思う。働きやすい職場、子ど
もが成長するにあたり、未来ある国になるように
活動していく。
◇労働組合が弱くなってきている現状を感じます。
やはり個々の発言ではなく、団結する事によって、
自分たちが働きやすく、また生活において変わっ
てくると思います。やはり労働者の私たちが、現場、
現状をよくわかっているのですから、それを訴えて
いく義務はあると思いますし、もっと組合活動を
していく事は必要だと改めて思いました。
◇あきらめが中心になっている私自身がいますが、
私たちの権利としての労働組合があるということ
をあらためて思い出しました。ストライキをすると
いうことも職場全体での議論が必要ですね。
ボーっとしていてはいけないと感じました。
◇話がわかりやすく、そうかと思うことがたくさん
あり、心の中で「そうだそうだ」と思ったことが
たくさんあった。今後少しずつ理解していきたい。
◇わかりやすいお話で、今さらながら労組の意味
を考えました。厳しい時代ですが、頑張って次の
世代へつなげていかなくてはと思います。
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