8回目の授業。折り返しをすぎました。
最初に、きのう晩に見たドキュメント番組の
話をしました。子どもの脳死。小児がんの息子との約束。
きのうは、泣けたなあ、ほんと。
番組をみていた学生さんも数名いました。よかった。
読書日記は、「言葉で治療する」について。
「がんばろう」も、ときには相手にダメージを与える言葉に。
注射のまえに「ちょっとチクリとしますよ」のひと言。
医療者の言葉は、患者にとって、
刃(やいば)にもなれば、魔法の言葉にもなる。
そんな難しい「言葉」を扱うのが、医療者なんです。
先週の質問では、「何も言えない自分」「がんにたいする国の保障」
「血液型性格判断」「先入観」「がん対策」について、それぞれ答えました。
ふう~、たいへん。
そして本日の授業は、「ものの見方・考え方―変化とつながり」
というテーマで、弁証法的なものの見方を、
ここまでやるか!という簡潔・簡略化&ふつうの言葉で
語ってみました。
そして、自分自身の変化・成長についての
弁証法的な見方、実践的な考え方についても、おまけで話をしました。
そして、学生さんの感想文・・・。
この時期、他教科のテストがどんどん入ってきているらしく、
明らかに別の勉強をしている学生さんや、
グッタリ寝ている学生さんも多いですが、
それでも、ちゃんと私の言葉を受けとめている学生さんも
多いわけで。すごく、励まされます。
なかには、明らかに人生相談的感想文もあり・・・。
また、過去最高の質問数・・・。
まっすぐな質問も多く、ちゃんと答えるだけで、
何十分も時間が必要かも。
でも、来週はビデオをみるので、質問への答えは、再来週に。
ごめんなさい。
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「今日の授業は、今の自分をみつめ直すことができる
内容でした。日々の生活の中でのあたり前のリズムや
不安など・・・。ほんの数ヶ月前の初心の気持ちに戻って、
改めて、何が大切か。今、何をしっかりやるべきか・・・
ということを再確認し、少し疲れていた気持ちに、やる気
がもどってきたような気がしました」
「今日の授業が、今までの私の考え方を変えてくれそうな
気がしました。家に帰ってもう一度(レジュメを)じっくり読みます」
「どうせ今週のテストもまたダメだろうと自分で勝手に
決めつけていたが、がんばってみようという気持ちに
なった。変化してみようという気持ちになれた」
「ものの見方考え方の授業を受けると、いつも色々と
考えさせられる部分がでてきて、涙がでそうになります。
いつもありがとうございます」
・・・感想文、勝手にのせて、ごめんなさい。
でも、みなさんの言葉が、ぼくを救ってくれるのです。
ソワニエの授業は、「しんどいなー」「疲れるなー」と
思ったりすることもあるんですが、
でも、学生さんのこんな言葉に出会ってしまうと、
「よし、また全力でがんばろう」という気持ちにさせられます。
言葉って、すごいね。
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