最近読み終えた本。
『連続講座 暴力とジェンダー』
(林博史・中村桃子・細谷実・編著、白澤社、2009年)
林博史さんプロデュースの連続講座。
①アキハバラ事件と男の暴力
②視角メディアと性暴力表現
③戦争と「女ことば」
④人身取引される女性たち
⑤日本軍「慰安婦」制度と米軍の性暴力
という内容。特に、①、②、⑤が勉強になりました。
「戦争と日常は、つながっている」という
林さんのするどい指摘は、やっぱり納得です。
「戦争は人を変えてしまう」「戦争にレイプはつきもの」
というのは、もっともなんですが、
戦争一般というものにすべて罪をかぶせ、
具体的な責任追及・問題追及をぼかしてしまう役割もあります。
社会と軍隊の相互作用、という指摘も、
なるほどそうだなあと。
日本では、自衛隊の研究が遅れているのも、大きな課題ですね。
『宮大工の人育て-木も人も「癖」があるから面白い』
(菊地恭二、祥伝社新書、2008年)
宮大工の仕事に、たいへん興味があるのですが、
菊地さんのお師匠さんである、
西岡常一棟梁の『木のいのち 木のこころ』ほどの
感動はなかった。
人育ての部分も、参考にはならず。
まあ職人仕事なので、結局「本人の努力次第」
という世界でした。
宮大工の仕事には、ほれぼれするんだけどなあ。
「ちんちんついとんかー!!」は意外でした(笑)おもしろいね。
やめたほうがいいけど(笑)
子育て、たいへんだけど、やりがいもありますね。
親として人間性が育てられますね。
投稿情報: 長久 | 2010年7 月28日 (水) 07:23
ジェンダーの本、面白そうですね。
私も二人の息子には「男らしさ」を押し付けないようにしてきているつもり。
特に、「男の子は泣くな」って言うのがいやで、
「泣きたい時は泣いても良いんだよ。」
と言って育てています。
でもあまりにもギャーギャーと要求を押し通そうとする時は思わず
「こりゃー!ちんちんついとんかー!!」
と怒ってしまう私。(苦笑)
いけませんな・・・。
投稿情報: あんみつ | 2010年7 月27日 (火) 19:11