きのう(14日)は、80期岡山労働学校の第1講義。
参加は16名。やはり、「20人の壁」は高い。
でも今期は、何回か、この壁をこえる日をつくりたい。
講義まえのワンポイント講座では、
アイドルN務さんが、そのまんま「アイドル話」を展開。
ほとんど松田聖子の話でしたが。
アイドルの歴史的変遷も、社会の経済的土台と無関係ではありません。
そのへんのことは、N務さんも問題意識をもっていて、
もうちょっと深めたい視角であるようです。
さて、講義は、
「金大中がめざしたもの-韓国の現代史(1)」でした。
講義をする徳方さん。元高校の世界史の先生です。
パソコンも駆使しながらの講義。
韓国のドラマや映画も、講義の題材に。
講義の冒頭、「世界史は人間のドラマ!って、よく生徒に
言っていた」ということから入り、
この日は、韓国の現代史の前半ということで、
いろいろな人物を紹介しながら、
日本の植民地支配の実態や、朝鮮戦争の話が中心でした。
民主化のたたかいと、金大中の話は次回で。
現在の学校教育のなかで、朝鮮半島、おとなり韓国の現代史に
ついては、まずほとんど習いません。
おそるべき知識の空白があります。おとなりの国なのに。
しかも、日本の現代史とも深い関わりがあるのに
(というか、日本は相当ヒドイ関わり方をしている。知らないではすまされない)。
受講生のみなさんの受けとめや問題意識も、
「こういう歴史は教えられていない」
「知らないことだらけ。もっと学ばなければ」
ということに集中したのかなと思います。
いつものように、グループ討論。時間が足りなかったですね。
以下、受講生の特徴的な感想をいくつか。
「おとなりの国なのに、正確な歴史も知らないままです。
負の部分も含め正しく理解したいと思います。機会を
与えてくださってありがとうございます」
「朝鮮、韓国の視点からの歴史の流れを学習できて、
とても新鮮でした。初めて知る事柄、人物がたくさん
あり、次回も楽しみです!!」
「朝鮮や韓国の歴史は、『強制連行はなかった』という
人たちもいて、なかなか正しい歴史を学ぶ機会がなか
ったのですが、やはり『歴史の事実を正しく知る』ことが
大切だと今回改めて思いました。北朝鮮も悪いニュース
しか報じられないですが、南北統一しようと民主化運動
が何度も起ったことは初めて知り、本当は仲よくしたい
のに、弾圧されてきた歴史があるということを、私たちは
認識しなければならない、と思いました。後半の金大中
についての講義も期待しています」
「わが職場では女性陣中心に韓国ドラマブーム、韓国
旅行ブームです・・・! 私の両親も『チャングムの誓い』
にはまり、学生時代は韓国語は人気の授業でした。
こんなに文化的には近くなっているけど、隣の国・韓国
の歴史については、まだまだ知らないことが多いなぁと
改めて感じました」
「ほぼ知らないことばかりで、よかった。これからはニュ
ースを見ても感じ方が違うんだと思います」
「韓国にきちんとスポットをあてた歴史はあまり知らな
かったです。私が産まれた頃の韓国はまだ民主化
されてなかったのが信じられない今の韓国。この急
変化の裏をもって知りたいと思います。次回が楽しみ
です。韓国の労働者の苦しみだとか、朝鮮戦争時代に
日本がお金をもうけて経済急成長したことだとか、
原爆投下計画の具体的なことだとか、この辺は知って
ショックでした」
「韓国の歴史の事実をきちんと学ぶことは、日本人の
義務だと思いました。知らない人が多すぎる・・・自分も
含めて」
終了後の「なごみ」は、いつものかんちゃんで。
11名参加。「最近気になっていること」をテーマに、わいわいと。
ちょっと、運営委員長、ビールですか!
いいな~。くやしい…っ。
ぼくも調子が良ければなぁ・・・。
東京から帰ってきてから風邪ぎみです、はい。
早く治れ・・・!風邪薬でなんとか体調維持してます(涙)
コメント
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