日曜日に豊島美術館で買った、
『美術館をめぐる対話』(西沢立衛、集英社新書、2010年)
をさっそく読み終える。
もちろん、現代アートの最先端を
いく人たちの会話だから、よく分からない
ことも多かったけど、興味深く参考になるところも。
アートも変化していく。
あ、ちなみに西沢さんは豊島美術館もそうですが、
あの金沢21世紀美術館を建築設計した人であります。
岡山市内とかにも、金沢21世紀美術館のような、
公園のように、気軽に行ける美術館、ほしいです。
「アートはなにか大きな価値観のようなものを
提示していて、、それは人間の生に深く関わって
くるものではないか」
「アートに関わることは、美術館の中の体験
だけに限らない、もうちょっと全体的なことの
ように思います」
「公共とか集団というものは、考えてみれば、
帰属するひとりひとりの主体性や個性、独創性
が重要だと思うんですね。集まることのメリット
を考えると、似たような人が集まるより、個々が
違う力をもった人々が集まるほうがいい。集合
するということは、個々に個性や主体性がある
ことが前提になっていると思うのです。集団を
つくるということは同時におのおのが個性的で
なければならない、ということです」
「参加するひとりひとりが頑張る場」
などの言葉が、印象に残りました。
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