というメインタイトルの、
『女性白書2011』(日本婦人団体連合会編、ほるぷ出版、2011年)
を読み終えました。
ちと高いのが難点ですが、
こういう本がちゃんと売れないと、
と思える内容です。
1 総論(ジェンダー平等は日本社会再生の鍵)
2 各論
*ディーセント・ワークの実現で雇用の再生を
—ジェンダー平等の視点から
*人権が保障される社会保障をめざして
*ジェンダー平等と教育の役割
3 女性の現状と要求
*働く女性の現状と要求
*くらし・社会保障
*子ども・教育
*「男女共同参画社会」の到達と課題
*各国の事情
資料
という内容です。使えるデータも盛りだくさんです。
復興政策への女性の参加、という面では、
やはりたいへん遅れた状況です。
これは大きなところですが、
政府の東日本大震災復興構想会議は、
15人中女性は1人。
被害の大きかった3県でも、
岩手県復興委員会は19人中女性2人。
宮城県復興会議では27人中女性はたった1人。
福島復興ビジョン検討委員会では12人中これも女性1人です。
復興に向けて、女性の力・視点は不可欠。
その意味でも、どんどん活用されてほしい1冊です。
総論の石川康宏さんの
「ジェンダー平等は日本社会再生の鍵」は、6ページで
コンパクトに学べ、先日の労働学校運営委員会でも
読み合わせ学習をしました。
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