日曜日(11日)の、
「原発ゼロをめざす9・11県民集会」に参加してきました。
県内の読者のみなさん、全国の読者のみなさんに、
どこよりも詳しく(笑)、
集会の様子をお伝えしたいと思います。
山陽新聞(放送も)は、ぜんぜん報道しませんでしたので、
草の根メディアでがんばります。
「原発ゼロをめざす」という一点で、
多くの団体(46団体)・個人が集まったこの集会。
原発ゼロをめざす大きな集会としては、
県内で初めてだったので、
参加されたみなさんの「うずうず感」みたいな
ものが爆発したように思います。
会場は、最大キャパ500人ぐらいのところですが、
集まったのは700人!!
(当初650人と発表がありましたが、その後700に修正)
労働学校運営委員長でもある、Nしも画伯のデザインが
大活躍! うちわとパンフ表紙に。
開始約30分前。会場から人があふれることが予想されたので、
私は早めに来場し、最前列にすわりました。
開始10分前には、すでに満杯状態に。早くもすごい熱気。
立ち見の人、会場に入れなかった人もたくさんいたようです。
県学習協の常任理事でもあり、民青県委員長のM鍋さんが、
この日の司会。落ち着いていて、ナイス司会ぶりでした。
本人はだいぶん緊張していたと言っていましたが…。
実行委員長の、花田県労会議議長(県学習協副会長)。
集会の目的と意義、原発にたいする世論調査なども紹介されながら、
さすがの開会あいさつでした。
続いて講演に。講師は、写真家・ジャーナリストの郡山総一郎さん。
「フクシマ・残された故郷は何を語るのか」というテーマ。
4月の上旬から、2か月間、福島の農村や酪農家のところで
住み込みの取材をされた、そのときの写真を紹介されながら、
汚染された地域の人びとの生活や思いを、リアルに語られました。
しかし、異常に放射線量が高い地域での取材。
取材期間中、怠惰感や気持ち悪い気分になるなどの症状も出たそうです。
「寿命を縮めたかなと思った」と自ら語られていましたが、
ほんとうに命がけの取材だったことが、よくわかりました。
牛の出荷のときの写真。
「搾乳をしなければ病気になるので乳は搾るが、出荷制限があり
出荷はできないので捨てている。それが辛い」という酪農家の
方の言葉。
牛も結局、タダどうぜんの値で売ることになり、
廃業です。
牛がいなくなった、牛舎。
郡山さんは、「放射能は目に見えないので、ほんとうに何も
なければ、普通の生活のように見えてしまう」と言われていました。
目に見えない。
そのことの恐ろしさを、あらためて感じました。
他にも、貴重なお話や、考えを聞けたのですが、
とりあえずこのぐらいで。
講演がおわったあと、福島から3月下旬に岡山に避難してきた
N手さんが、ご自分の経験や心境、これからの思いなどを語られました。
やはり、ぐっと胸にくるものがありました。
福島から県外へ避難した人たちのなかには、
「自分たちだけ安全な場所に逃げてしまって…」という負い目があり、
心はずっと福島に向いている、という苦しさ。
そして、被害者どうしが分断される。
これって、悲しすぎます。原発さえなければ、ですよ。ほんとうに。
つづいて、日本科学者会議岡山支部のS原さんから、
「エネルギーの転換をどうすすめるのか」という提案。
これは、実行委員会のなかで、「これからのエネルギー政策の
ことも入れたほうがよいのでは」という意見があり、
入ったプログラムでした。
さいごに、集会決議案の提案、
閉会あいさつ、となりました。
閉会あいさつをまかされたT永くん(20歳)。
ちょっと長かったり、不慣れなのはありましたが、
思いは伝わってきましたよ。
全体的に、会場からあふれる参加者数の面でもそうですが、
それぞれの思いが熱くまじりあって、
とても充実の集会だったと思います!
集会終了後は、すぐに近くの石山公園に移動して、
パレードの開始です。
いつものデモとは明らかに違う空気が充満してました。
みんな、笑顔、笑顔なんですよ。
こちらは医療関係者の人たちです。
倉敷からも大挙しての参加だったようです。
おそろいのTシャツなども目立ちましたね。
傘を使ってのアピールは、けっこういろんな人がやってました。
倉敷医療生協労組のF田くん。芸達者なわかものです。
みなさん、それぞれなりの工夫で、アピール。
いいですね。見てて楽しい。
こちらは高教組のみなさん。じゃっかんおとなし目だったか?
あとすみません、パレードの先頭をきっていた、
自治労連のみなさんの写真は、1枚も撮ることができず…。
岡山市職労がつくった、たくさんのきれいな風車や、
オリジナルウチワなど、アピールポイントはとても高かったと思います。
さすがです!
こちらは青年のみなさん。
自然エネルギーは、笑顔です。
生健会のみなさんも、たーくさん参加していました。
ちょっとの手間ひまと創意工夫があれば、
こんなに楽しいパレードができるんだということを、
実証できたと思います。
楽しければ、また参加したくなるし、もっと工夫してみたくなる。
“楽しさ”は好循環につながります。
労働学校運営委員のMじゅんは、体全体でアピール!
白い人Y江くんは、得意のギターで、盛り上げます。
「ぜんぶ嘘だったんだぜ~♪」
いつものデモとは、明らかに街行く人の視線が違いました。
そりゃそうですよ、歩いてる人が、楽しそうなんですから。
シュプレヒコールもこの日はなしで、音楽や歌やリズムでパレードです。
岡山に、新しい運動文化が、根づくといいですね。
あ、ちなみに私も「原発NO」のオリジナルプラカードを
持って参加しました☆
解散場所でも、みんな笑顔でわいわいと。
よかったな~。
集会も、パレードも、
1人ひとりの思いが束になって、
素晴らしいものになったと思います。
岡山から、原発NO!の世論を、
さらに広げていきたいと思います。
全国はひとつ!
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