金曜日(11日)の夜は、
原発ゼロをめざす194万県民イレブンアクション(事務局:県労会議)の
学習会がありました。
お話されたのは、大塚愛さん。
「原発被災地(故郷)に思いを寄せて」ということで、
1時間ほどのお話でした。
大塚さんは、3月11日の原発事故直後、それまで12年間暮らしていた
福島の川内村から家族4人で避難し、岡山にこられた方です。
いま、「子ども未来・愛ネットワーク」という福島支援・脱原発をめざす
グループの代表として活動されています。
前半は、福島での生活(かなり自給自足に近い!)のことを、
紹介していただきました。
すごいのは、自分の家から20数キロにあった福島原発の
ことを最初の頃から意識していて、
ずっと以前から、チェルノブイリ事故の学習や
脱原発の活動をしていたということ。
大塚さんの夫さんも、元東京電力社員の知人から、
「福島原発は、津波がきたら冷却機能がマヒして
メルトダウンを起こす可能性がある」と聞いていて、
昨年の段階でヨウ素剤や放射能測定器を購入していたそうです。
そういう以前からの経緯もあり、
3月11日の大震災で自宅の被害は少なかったけれども、
原発が不安定になっていると聞いて、すぐに夫さんは
「避難しよう」と判断されて、その日の夜に川内村から
避難をされたそうです。
大好きな自分の住んでいた所を離れる、
そのときの心境も語られていて、
ほんとうに辛い、引き裂かれる思いが伝わってきました。
「自分の住んでいた世界がちゃぶ台で
ひっくり返されたような思い」という表現もされていました。
後半は、岡山での活動のことを詳しくお聞きしました。
心がまっさらで、悲しみにくれる日々を送りながらも、
徐々に、「福島のために」ということで活動をされてきて、
「子ども未来・愛ネットワーク」を立ち上げて、
福島からの避難者への支援、福島へのさまざまな支援を
行っていることを話されました。
また、6月11日に呼びかけられた全国アクションでは、
「岡山でも何かしたい」と思い、集会とパレードを企画。
パレードは警察に50人と申請していたにも関わらず、
500人が集まり、多くの人とのつながりをつくることができたそうです。
「津波の被害にあった人と比べることはできないが、
私がこうむったのは、原発災害であり、人災。どうしても
あきらめきれない。そういう気持ちを伝えていきたい。
それが、原動力になっている」
と、おっしゃっていたのが印象的でした。
「脱原発と、福島を支えることに、残りの一生をささげたい」
という言葉に、本当に心ゆさぶられました。
大塚さんは最後に、
ジョンレノンの「イマジン」にオリジナルの振り付けを加えた
フラダンスを披露されました。
これは、福島で活動されていた脱原発のグループでも
踊られていたそうです。
「アロハでハイロ(廃炉)」というらしいです(笑)。
とっても、とっても素敵なフラダンスでした。
感動しました。
「明るく、楽しいエネルギーで、脱原発を伝えていきたい」
という大塚さんの想いが、豊かに表現されていました。
福島を想いつづける。
私たちも、ずっとずっと、
この姿勢を忘れてはいけないとおもいます。
市場さんコメントありがとうございます!
愛さんの講演は、とても想いが伝わる内容でした。
市場さんに似て、表現力も豊かだなあと、納得しました。
お孫さんの誕生も、おめでとうございます!
また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。
投稿情報: 長久 | 2011年11 月16日 (水) 06:41
11日には娘(大塚愛)がお世話になりました。私はこの夜、和歌山に移動(翌朝の講演に備えて)し、夫が娘の子どもたちを家でみてくれました。翌12日の早朝、近くに住む息子夫婦に2人目の子ども(4人目の孫)が誕生。娘が滞在していたおかげで、上の子の世話をしてくれ、大助かりでした。
投稿情報: 市場恵子 | 2011年11 月15日 (火) 23:27