きのう(15日)は、82期岡山労働学校「女と男のジェンダー論教室」の
ついに最終講義(第10講義)でした。14名が参加!
講師はこの方、竹永光恵岡山市議。
いつもいろいろとお世話になっております☆
テーマは「女性が政策決定に参画するということ」。
お願いしていた題では「参加」だっただんですが、
竹永さんは、「参加ではなく参画することが大事」と。なるほど。
「具体的な取り組みの話をしてほしい!」と
事前にお願いしていたとおり、
前半は、岡山市議会などでの女性議員のネットワークづくり、
岡山市の女性たちの取り組みについて、リアルなお話が報告されました。
1997年に岡山市議会の5人の女性議員が、党派をこえて、
女性の置かれている状況を変えるために、
共通課題でネットワークをつくり、歩みをすすめていきます。
「従軍慰安婦」の教科書問題が持ち上がったときの女性議員のリレー討論。
参画センター設置・条例設置、プラン策定。
配偶者暴力防止センターなど、実現するまでリレー質問。
などなど、やっぱり岡山の女性たちのたたかいは、
全国的にみても、かなり先進的☆ですばらしいなと感じました。
また、女性議員だけでなく、幅広い市民協同で条例をつくりあげたり、
DV防止サポートシステムをつなぐ会岡山を立ち上げるなど、
たいへん大事な取り組みをすすめてこられたお話を紹介されました。
竹永さんは後半、
女性自身がエンパワーメント(自己決定する力)をつけること、
今の女性がおかれている深刻な状況なども力説。
そして、
「せっかく政策決定機関のポジションを得ても・・・
きちんと伝える力を!」
ということで、
「アサーティブトレーニング」というスキルを紹介。
“I'm OK, You're OK”という立場で、
相手も自分のことも考えて、自分の伝えたいことを
きちんと伝えられ力を育てるトレーニングを、
受講生をまじえて演習されました。
これが、すごく好評で、おもしろかったですね。
竹永さんはそして、
男と女という性別だけでなく、インターセックスのことも紹介。
多様な性のあり方を認め合う社会をつくる大切さについて
話されました。
さいごに、平塚らいてうのメッセージを紹介。
「みんなで自分らしく歩いていこう」
「君は君の人生の主人公だから」
ということで、講義をしめくくられました。
パワーポイントを使ってのお話でした。今期はパワポ使用、多かったなあ。
受講生のみなさんは、これまでこの教室で学びを積み重ねてきた
ことをふりかえりつつ、
最後の竹永さんのメッセージを、胸に刻んだのでありました。
以下、講義の感想文です。
「女性が政策に参画する意味が深く知れて良かった。
女性が、考え、行動して政策の場に持っていく取り組みは
すごいと思いました」
「アサーティブトレーニングは、もっと受けてみたいと
思いました。自分もがまんしたり勝手に怒ったりするので、
『相手の話をきいて、自分の意志を伝える』ことができる
ようになりたいですし、そのためにも『自分で考えて自分の
意志をもつ』ことが大切だと思いました。『自分の人生を
自己決定し、自分の人生を自分らしく生きられる』ことが
女性男性かかわらず、すべての人が阻まれることなく
できるように」
「アサーティブトレーニングはとても自分に必要な訓練
だと思いました。女性の権利を主張する為に、もっと
勉強をしないといけないと思いました。平塚らいてうを
学ぼうと思いました」
「女性議員が誕生してこそできた、政策があるってことが、
大事なことだと思います。どれだけ男性ががんばっても
できることできないことがあるので。いろんな立場の人が
政治に参加しないといけないと思いました」
「この講座に出席されている男性が多いので、心強く
思いました。皆様フランクに意見を言われるので、気持ち
よく受講できました。ありがとうございました」
「アサーティブのロールプレイの実演がおもしろかった。
自分もなかなか意見が言えず、飲み込んでしまう所が
あるので、自己決定で気持ちを伝えていこうと思う。
岡山市議の女性たちはすごい!と思った」
「実践と政策提言が一体の女性ネットワーク、心強いなー☆
7人の議員さんの後ろにたくさんの女性が関わってるから
できるんでしょうね。当事者が声をあげていくことが大切だと
分かりました。“I'm OK, You're OK”のスキル身につけたい♪」
以上。
グループ討論終了後、
修了式に参加できない受講生に、
プチ修了発表をしてもらいました。
それぞれ、よかったね!
最後のなごみ~。
いよいよ明日が修了式!
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