ということで、先日読んだ、
『絵図で歩く倉敷のまち』をたずさえて、
倉敷のまちを歩いてきました!
10月6日~8日の全国学習交流集会in倉敷では、
倉敷の魅力あるまちが、
全国のみなさんを歓迎いたします☆
岡山もみなさんも、
倉敷の知らない顔をぜひ再発見してくださいね。
いちおう、観光案内の地図を最初に
はりつけておきますね。
県外のみなさんで、電車でこられる方は、倉敷駅の改札口に。
ここを出て、左(南)へ行きます。
案内板がありますのでね。
←(南口)に。けっして北口へ行ってはなりません!
なぜかといえば・・・
最近、チボリ公園が経営破たんでつぶれて、
いったん更地にしたところに、巨大なショッピングモールができたのです。
いま、岡山のひとのショッピングの話題といえば、ここです。
すごいらしいですよ。私は入ったことないんですけど。
いま連日このあたりは大渋滞になっています。人もたくさん。
だから、ここに入ると、強い引力で出てこれなくなります。
けっして北口へ行ってはいけません!(笑)
この方向、南口へ進んでください。
そうすると、目の前にこういう風景が広がります。
で、この真ん中のみちを行くと、会場の倉敷市芸文館があるのです。
歩いて、まあ15分ぐらいだと思います。早足で歩けば10分かな。
私はこの日、まち歩きが目的でしたので、美観地区にまっすぐは
向かわず、西方面に。300メートルも行くと、川西町交差点。
ここに古くからある用水路があります。
倉敷用水。ここを南下していきました。
川西橋。
だんだん、こういう町並みが現れてきます。
用水路からちょっと東へ歩くと、国の指定重要文化財の
大橋家住宅が。倉敷の名家ですね。
倉敷紡績の創設なんかにも関わってます。
はい、これが美観地区の玄関口のスクランブル交差点です。
といっても、都会のスクランブル交差点ほど人はいませんが。
駅から直接歩いてきたとすると、左手に入る形になります。
お土産屋さんが立ち並んでいるので、まあ、すぐにわかります。
美観地区に入ってすぐの、倉敷物語館。今回はじめて入りました。
倉敷の歴史がちょっとだけわかる資料館のようなところです。無料。
さきほどの大橋家の一門の家を、倉敷市が購入して、
観光用に整備したんだそうです。
展示館に入ると、倉敷の特産品の紹介が。
「倉敷いぐさ」「倉敷ガラス」「倉敷帆布」「倉敷はりこ」「酒津焼」・・・
最近は「倉敷ろうそく」なんてのもあるんですね。
おみやげを買うのに不足はありませんよ!
美観地区のいろいろなお店で、これらのものは買うことができます。
倉敷物語館を出て、写真の細い路地を北へ。
おっと入ったことのないお店が。ランチが美味しそうでした。
こちらは、美観地区より一本北の道。本通り商店街です。
落ち着いたお店が多く、ゆっくり歩くのが楽しいです。
これは三楽会館という、とっても楽しそうな名前の建物。
明治時代、倉敷郵便局だったところだそうです。
こちらは、いまは中国銀行の建物。
大正11年に、大一合同銀行倉敷支店として完成。
地方銀行ですね、つまり。
初代頭取は大原美術館をつくった大原孫三郎です。
ルネサンス風の西洋建築様式で、ステンドグラスもあります。
なかなか威厳があります。
さきほどの中国銀行の建物を北向かいに、倉敷公民館があるのですが、
さらにその北、トンネル横に、なにやら見知らぬ建物が。
近づくと喫茶店だとわかり、入ってみることに。
美観地区のあたりでは、素敵な喫茶店もたくさんありますよ☆
入って珈琲を注文。落ち着いた雰囲気の喫茶店でした。満足!
こちらも国の重要指定文化財の井上家住宅。
見学は日曜日しかできないようです。
さらに西へと。
落ち着いた町並みが続きます。
さらに裏通りへ。この通り、すごく好きです。
森田酒造さん。
その森田酒造さんの真向かいに、阿智神社へあがる階段が。
じつは、この神社には行ったことがないので、今回が初。
神社に登る階段で、たまたま、倉敷工業高校の野球部が。
階段ダッシュの鍛錬をしていました。きつそー。
倉工は、2009年春の選抜で甲子園にも行っている強豪校です。
すごい掛け声でやってました。若いね!
さらに登る。
本堂の近くに、能舞台がありました。へえ!
まだ、初詣をされる方がチラホラといましたね。
私はそういう習慣がないので、見るだけ。
『絵図で歩く』の本を読むと、神社の周りは公園になっていて、
よい散歩コースにもなっているようなので、その通りに歩いてみる。
これは、阿智の藤という、大きな藤の木。
樹齢が300年~500年という老木だそう。
とうぜん、この時期ですから、咲いていません(涙)。
きれいだろうなー。ぜひ今度は、咲いているときに見に来よう!
ほんとうに、大きい藤の木でした。
見るものすべて、新しい。
阿智神社の北側が、こんなふうになっていたとは!
倉敷の駅方面の町も一望できました。眺めよし。
たしかに、適度に階段もあって、散歩には気持ちがよさそう。
ぐるっとまわって、ああ、ここに出てくるんだーと、ちょっぴり感動。
えびす商店街の出口付近に。
で、商店街のなかを進みました。
北口のショッピングモールができて、商店街も人通りが増えたって
山陽新聞の元日付に書いてあったけど、どうなのかなー。
問題は、ここで買ってくれるかどうかだよなー。
この日は平日ということもあり、人通りは少なかったですね。
いいお店も多いんですけどね、倉敷の商店街。
はい、12時前になったので、昼食に。
まあ美観地区付近でという選択肢もあったんですが、
前に、竹永みつえ岡山市議から、めいっこさんかおいっこさんが
やっている神戸屋というカレー屋さんにぜひ行ってみて!
と言われていたので、はい、来てみました☆
竹永さん、おすすめメニューも言ってたなーと思いつつ、
忘れたので、「ぼっけえカレー」を注文。
「ぼっけえ」とは、岡山弁で「すごーく」という意味です。
激辛カレーだそうです。
まあ、私辛いの大丈夫なんで、美味しくいただきました☆
カレーを食べて、ふたたびまち歩き開始!
あれ、こんなパン屋さんあったかなー。天然酵母だよ。
まちは生き物。数年たてば、お店もいろいろ変わってますね。
さきほどの中国銀行のところを、今度は南へ。美観地区。
はい、あまりにも有名な美観地区のシンボル的建物、大原美術館です。
日本で初めての西洋美術館。
大原孫三郎に認められた洋画家の児島虎次郎が、
孫三郎の財政支援を受け、当時ヨーロッパで名画を収集しまくり、
1930年から一般公開されたそうです。
それはそれは、すごい名画がたくさんですよ。
まあ、軽く2時間は必要です。
倉敷観光に来られた人の多くがここには入られますね。
倉敷川をはさんで、大原美術館の向かいにある、大原邸。
大原美術館すぐ北の、今橋。
向こうにみえるのが、大原家別邸の有隣荘。
屋根瓦の色から、緑御殿とも言われています。
まあとにかく、大原家なくして倉敷は語れない、
というぐらいの、強大な影響力です。
資本家という立場からですが、とても大きなことをしています。
今橋から、倉敷川をのぞむ。
たくさんの鯉が泳いでいます。
大原美術館の東側の道を入っていきます。
こちらは、大原美術館の分館です。
はい、そして、しばらく歩いて美観地区をちょっと抜けて、
10月の全国集会の3日間の会場となる、倉敷市芸文館です。
だから、美観地区から、ほんとうに目と鼻の先なんです。
1993年に竣工・開館した建物で、
メインホールは800人以上収容できます。
いろんな大きな集会やお芝居、コンサートなどが行われています。
美観地区の景観を積極的に拡大・延長するとともに、
新しい景観をこの地につくるという設計意図があったようです。
たしかに、倉敷のまちに似合った文化施設です。
ホールの入口はここです。分科会の会場は、西どなりにあります。
移動時間はほとんどかかりません。
芸文館を倉敷川にそって北へ上がると、
徒歩1分ぐらいで美観地区の南はしに。
この橋も風情があります。
こんなお店あったかな?
こちらは、星野さんが好きな人はどうぞ。
お土産屋さんが立ち並びます。
時間がいくらあっても、全部は寄れませんが。
日本郷土玩具館。なかなかおもしろいもの置いてますよ。
春以降の季節なら、柳並木がとても美しいのですが、
やはり冬はさみしいですね。
あと、夜のライトアップもキレイですよ。
暖かい季節になったら、夜に来て、それをまた紹介しますね。
奥の建物が、倉敷館。いまは観光案内所ですが、
昔は町役場や市役所だったことも。
手前の建物が、私のお気に入りの倉敷民藝館です。
ここは、日本で2番目につくられた、民藝館です。
なぜそうなったのかを書くと長くなるのでやめますが、
ここにも大原家が深く関わっています。
民藝については、以前、出雲民藝館に行ったときに、
書いたことがあるので、「こちら」を参考にしてください。
こちらは、倉敷考古館。見てのとおり、元は土蔵造りの倉。
展示品は、岡山県一帯の、旧石器時代から室町時代にわたる、
考古学的な資料。私は、いちどだけ入ったことがありますね。
美観地区内にある、旅館倉敷。
かなりお高いので、びんぼー人には泊まれませんよ!
地酒もおみやげにどうぞ。
とにかくね、いろんなお店がいっぱいいっぱいあります。
倉敷帆布のかばんなんかもいいですよ。
さて、美観地区をふたたび抜けて、
アイビースクエアの南の通りへ。高いレンガの壁が!
アイビースクエアの正面入口(東側)。
アイビーとは、蔦(つた)のことです。
ここは、近代日本の主産業のひとつであった紡績で名をはせた、
倉敷紡績の工場跡地。それを改築してホテルにしています。
全国集会の、メイン宿泊先は、ここです!!!(貸切状態)
駅から徒歩15分。会場の倉敷芸文館から徒歩5分。
美観地区はすぐ隣です。
移動のたいへんさは、今回はまったくありません。
アイビースクエア! 来た際には、ぜひ記念写真をどうぞ(笑)
ホテルのなかのロビー。
ホテル内の中庭。結婚式の披露宴とかもよくやられています。
夏には、ここでビアガーデンも。
残念ながら10月はやってないのですが。
アイビー内のショップ。
ホテルの北側の出入口。
冬だとやっぱりちょっと色がないね。
春になれば。このように、ツタが生い茂り、緑の壁になるのであります。
ちなみにこのツタも、夏場の工場内の温度をできるだけ
押えるために(女工さんたちの労働環境改善のため)に
こうなったのです。
こちらもサビシイ感じです。
この建物は、倉敷紡績最初の工場跡。1889年(明治22年)。
当時のままに現存されている数少ない建物です。
今回は、倉敷紡績の歴史も勉強しようと、倉紡記念館に。
40分ぐらい見てまわりました。なかなかおもしろかった!
このアイビースクエアの敷地は、江戸時代に、代官所が置かれ、
まあ、瀬戸内の政治の中心地のひとつだったのです。
アイビースクエアの西出入口。すぐ美観地区です。
倉敷川沿いよりは、一本東に入った通り。
ユニークなお店がたくさんあります。
休日だと、すごくにぎやかです。
この日もわりと人がいましたけどね。
アイビースクエアからちょっと北には、
いがらしゆみこ美術館もあります。
キャンディキャンディが好きだった人はこちらもどうぞ。
こういう細い路地が、なんといっても風情があります。
これは、よく映画やドラマなどでもロケに使われる、中橋。
アーチの形をしているので、絵になります。
いまやっている、朝ドラのカーネーションでも、
この美観地区でロケしてました。
中橋から倉敷川をのぞむ。
季節がよければ、もっと美しいんですが。
白壁のまち、倉敷。歩くだけでも、楽しいですよ。
ふたたび商店街の中へ。
こういう掲示板、多くなりましたね。ちょっとややこしいですからね。
親切。
はい、倉敷駅に戻ってきました。
正面の駅ビル、そのうち壊されるみたいですけど。
ということで、読むほうもたいへんな、
長い記事になってしまいました(笑)。
これでも、まだまだ紹介しきれていないんです。
商店街とかぜんぜんだし。
ぜひ、10月の全国集会にお越しいただいて、
実際に、豊かな文化息づくまち・倉敷を
歩いてみていただきたいと思います!
お待ちしています
ぜひぜひ♪
何の盛り上がりも山場もクライマックスもない、倉敷に住む高校生たちの日常ですが、馴染みある街並みだけに、高校生の頃に戻ったような錯覚です。
もっとも僕は岡山市だったので、【でーれーガールズ】の方ですけどねw
投稿情報: ともき | 2012年1 月13日 (金) 10:24
おお!
そのマンガは、倉敷物語館に置いてあって、
気になってたんだよな~。今度読んでみよう。
さんきゅう。
投稿情報: 長久 | 2012年1 月11日 (水) 14:24
倉敷イイですよね~♪
僕ものんびり散策を楽しみたい…
マンガが好きな方は、【めくりめくる/既刊2巻、続刊/著者・拓(たく)/レーベル・ガムコミックスプラス/出版社・ワニブックス】 がおススメです。
美観地区を中心に、倉敷の街が舞台の高校生たちの青春群像劇。
この夏には倉敷観光課ともコラボレーションし、観光PRをしていました。
聖地巡礼には、2巻限定版の特製・倉敷街歩きマップを片手にどうぞw
投稿情報: ともき | 2012年1 月11日 (水) 12:09