きのう(29日)は、足守のもみの木保育園の
「ものの見方・考え方」学習会。10回目です。
きのうの参加は5名。
卒園旅行で日帰り小豆島の旅と重なったようで。
あと子どもたちの中でインフルが突如激増しているそう。
やっぱり夕食をいただく。いつも、ごちそうさまです。
この日は「ヒトの歴史と、時間、学び」という
まとまりのないのテーマでした。
ヒトとチンパンジーが共通の祖先から分かれたのが
600万年~700万年前。
人類の進化は、猿人→原人→新人(ホモ・サピエンス)の順。
ホモ・サピエンスは20万年ほど前にアフリカで誕生。
その後世界に拡散し、最終的に生き残った人類の唯一の種。
私たちは、他の動物と比べて、とても脳が大きい。
イルカもカラスも体重に比べて脳の容量が多いが、
人間はさらにその割合が高い。
考える力をもつ。
判断、総合、分析、検証、推測、総括。
論理的にものごとを考えることが可能。
相手の立場になって考えることができる―人類のすぐれた能力。
言語をもっている。
人間は社会的な生き物。
自分ひとりでは自分をつくれない。他人をとおして自分をつくる。
社会、人間集団のあり方が、個人の生き方にも反映する。
環境を集団で変えることができるのも人間だけ。
時間と人間。
自覚的に時間を認識し、活用できる。
時計技術の発達と時間。
未来に向けて自分を向けていく。時系列の認識。
時間を無視しては、何事もうまくいかない。
時間を手のひらにのせる。目標と計画の大切さ。
人間だけが時間を決めて集まれる。
見ず知らずの人のために、自分の時間を使える。
活字から学ぶ。
経験したこと、検証したこと、考えたことを活字に。
人間の飛躍は、文字を発明したところから―経験と技術の飛躍的蓄積。
本を読む、論文を読む、新聞を読む。
ホモ・サピエンスは、学ぶことで自分の可能性を無限に広げる。
学んだことを、自分で消化し、さらに表現する。
学ばないといけない立場に自分を追い込む。
表現を通じて、人は自己実現をする。
技能と技術の違い。
実践の言語化をするくせをつける―自分も集団も成長する力に。
と、いうような話でした
講義のなかでは、やはり震災・原発のことに
ところどころ触れましたので、
感想交流でも、そのことが話題に頻繁に出てきました。
ほんとうに、今度の震災・原発事故は、日本のあり方、
私たちの意識を大きく変えるのではないかと思います。
さて、昨年5月から月1回続けてきた学習会ですが、
一応来月で区切りとなります。らすと1回。
みなさんおつかれさまでした~。
が、M田園長先生は、
「今度は社会発展史でもう1年してもいいかなと
個人的には思っている。またお願いするかも」
とのことでした。
今度あるらしい総括会議で来年度の学習会の方針が
決まるようですけど…。
もう1年やる方向になるのかな。
そうなったら、うれしいですけど。
哲学・社会科学の教育・学習は
豊かな保育者を育てるのだという認識。
すごい保育園ですね
コメント
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