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きょう(24日)は午後、PPO(ピース・ピース・おかやま)の核ZERO講座4回目。参加7名。テーマは「原水爆禁止運動と被爆者のたたかい」。戦後の歴史をざっくりと語りました。私たちの日々の活動につうじる、教訓の多い、運動・たたかいです。 講義後の感想交流、なかなか良い意見交換ができたようす。講義でも強調しましたが、平和活動を1年間つうじてねばり強く続けることは、ほんとうに難しい課題です。だからこそ、集団で、つねに本質を磨き、原点を問い直す作業が必要です。次回は5月22日(日)です。
カフェ本2冊読了。考えること、役立つこと多し。『common cafe コモンカフェ ―人と人が出会う場のつくりかた』 (山納洋、西日本出版社、2007年) こういう、センスいい本大好き。 異質な人が出会うことのおもしろさ。 サロンとして機能するカフェ。 それを保障していく場としての空間性。 すごく参考になる。 「何人集まったのかを気にしないこと。集まった人数より、そこでどんな出会いが起こり、どんな情報が交換され、参加者がどんな刺激を受けたのか、そのことを問題にしたい」「さまざまなジャンルがクロスオーバーする状況をつくること」「みんなが情報を発信することも、受信することもできる場にすること」「見ず知らずの人と喋るという体験が日常的に起こる場にすること」『学習の友』のカフェ原稿に、今回の学びは反映される予定(7月号)。でも、それは900字ぐらいのものなので、いずれ、近いうちに、私たちの運動の「集まる場」の質、事務所の空間性など、よりつっこんで、1万字ぐらいの活字にしたいと思う。すごく大事な問題だと思っているので。『ヨーロッパのカフェ文化』(クラウス・ティーレ=ドールマン著、 平田達治・友田和秀訳、大修館書店、2000年) ヴェニス、チューリヒ、ウィーン、ブダペスト、 ベルリン、プラハ、ローマ、パリ、ロンドン。 それぞれの街に、 さまざまな歴史をもつカフェ、カフェ文化がある。 いくつもの物語がそこから生まれた。 つまり、人と人が出会う場。創造の空間。 自由かつパブリック。ちなみに、↑の表紙は、ブダペストにある「カフェ・ニューヨーク」。フランス大革命の直前、1788年、パリにはすでに1800ものカフェが存在したとか。この存在が、あの革命に一助を果たしたであろうことも、想像できてしまう。イギリスのコーヒーハウスの話も、パブと同様に、たいへん興味深い。読み物としても、たいへんおもしろかった。異質な人びとが出会い、自由で心地よい議論ができる。知的生活の中心地。文化の創造。だから、ヨーロッパのカフェは、しばしば権力者からにらまれる存在だったという。とても意味ある学びになった。現代日本にも、そういう場をたくさんつくる必要性を感じる。いつか、岡山でも自由で心地よい空間をもつカフェを探して、労働学校みたいな学習会をそこでやってみたい、という想いを持った。きっと、新しい運動文化を、生み出していけるはず。
きょう(22日)のお昼に、倉敷医療生協労組の玉島協同病院にて、メーデー学習会。参加は30名ほど。新入職員さんは3名いました。 学習会が終わって、さあ職場に戻るぞぉ、の瞬間。30分少々で、労働組合とは、メーデーとは、今年のメーデーの内容について。最後はやっぱり震災関連の情勢的お話。参加されたみなさん、おつかれさまでした。来週も、水島協同病院(火曜)、健寿協同病院(水曜)と、2日間、同じメーデー学習会です。今年ソワニエ卒の、よく知っているあの人たちも参加するのかな。
あわわ。きょう(21日)の夜の学習会が急きょなくなった。まあ、こういうこともある今後1年間の方向性を相談しつつ、家に帰る。ところで岡山の若いみなさん!!!7月2日と3日(土曜日と日曜日)は、スケジュール空けておいてくださいね。関西勤労者教育協会講師の中田進さんが、岡山で2日間にわたって、3回講義しますので(それぞれ内容が違う)。そのうち2回は大々的に、1回はひっそりと。ちなみに、昨年4月に中田進さんをお呼びして、「哲学がっこう」をしています(こちら)と(こちら)にそのときの様子を書いています。とりあえず、とにもかくにも、なにわともあれ、予定空けといてくださ~い。もちろん、県外からの参加も大歓迎です。(詳細を知りたい方は長久まで)
やっぱり4月後半に入って、ギリギリとした忙しさになってきている。やらなければならないことが、まわりを取り囲む。でも、私は、こういう状況でこそ、燃えるタイプ。集中力が高まるタイプらしい。こんなとき、私を奮い立たせる言葉がある。「不可能と思われる条件だと逆にやりたくなる。忙しい時にこそ根源的な問題に身をぶつけたくなる。幸か不幸か、私はそういうたちなのだ」 (岡本太郎『美の呪力』、新潮文庫)忙しいときこそ、自分の限界をさらに伸ばすことができる。そう思うようにしている。ぎりぎりとした痛みを伴いながらも。そういえば、昔もどこかでこんなこと書いたな~と思って調べてみたら、旧「勉客商売」ブログで、この『美の呪力』のことを書いていたのを発見(こちら)。なつかしいな。
最近読み終えた本。哲学本とねこ本です。『形而上学(上)』(アリストテレス、出隆訳、岩波文庫、1959年) 「すべての人間は、 生まれつき、知ることを欲する」 で始まる、 アリストテレスの代表著作のひとつ。 難解だが、雰囲気はわかったような。 非常に緻密に「知の方法」を考えた人。『形而上学(下)』(アリストテレス、出隆訳、岩波文庫、1961年) やはり難しいので、 読んだというよりは、眺めた、という感じ。 ギリシャの哲学者たちの名前もよくでてくる。 プラトンのイデア論批判も。 『唯物論の歴史』(西本一夫、新日本新書、1970年) 自宅の本棚で10日ほど前に 「あ!こんな本がある!!」と発見(笑)。 いままでなんで気づかなかったんだろ。 私、買った日付を本にメモするんですが、 98年3月13日でした。 「23歳のぼく、えらい!」と褒めてあげたくなりました。 だって、すごーく労働学校の講義に役立ちそうなので。 本自体も40年前のものですが、活躍してくれそう。『キリスト教の歴史』(小田垣雅也、講談社学術文庫、1995年) これもダダダって眺めたという感じ。 2000年以上の歴史を、 すごくコンパクトにまとめられていて、よかった。 やっぱり、イエスって、史実的に確かめられる ことって、本当に少ないんですね。 ちゃんとマルクスも登場してきましたよ。『ニッポンの猫』(岩合光昭、新潮文庫、2003年) 癒しの読書です、はい。 事務所の長久文庫にこれからは所蔵されます。 ときどき、眺めたいと思います。 それにしても、猫を撮らせたら、 岩合さんは日本イチでしょう、たぶん。 猫のことをちゃんとわかっている人です。『旅行けばネコ』(岩合光昭、新潮文庫、2008年) 同じく癒し読書です。 難を言えば、すぐに読み終わってしまうところ。 そうか、やっぱり広島の鞆の浦は 猫の多いところなんだな。また行きたいな。 後半の 「岩合光昭のスーパーネコ写真術」も必読!
きょう(19日)は、朝から仕事、仕事、仕事。・・・あたりまえか(笑)。午前中、総会議案を最終的に完成させて、午後は県学習協の会報づくり。今月もおもしろいぞ~自慢ですが、こんなに若い人が登場するニュース(会報)って、そんなにないと思う。読めば、みんな元気になりますよ。夜は総会前最後の常任理事会。震災後1か月たって、次第に政治的対決点も鮮明になってきた。そんな情勢も集団であれこれ論議。考えてみれば私、情勢を論議する場って、あんまりないかも。貴重だなあ。常任理事会後、M鍋さんとあれこれ話と今後の相談。5月から、民青同盟の県委員・地区委員に、全員必修の、とあるみっちりそもそも学習会を計画中です。話を聞いていると、すでに新しい体制のメンバーはしっかり火(やる気)が点いているようなので、私の役割は、それに油をそそぐこと。ふふ。もっと燃えるんだぁぁ めらめら。長久オリジナルの独習指定文献も提示します。楽しみですな
きのう(18日)、日中友好協会岡山支部のK林さんが、「ぜひ来て」ということで学習協にこられたので、広く宣伝したいと思います。私も必ず行きたいと思います。 中国からの引き揚げの実相って、なかなかイメージしにくいですが、こうして漫画となっていれば、すごく想像力を働かせやすいと思います。
なんといっても、実際に経験した方々の絵ですし、しかも、赤塚不二夫さん、ちばてつやさんなど、著名な漫画家の方々ですので、見る価値は大きいです。岡山での日程は、以下です。
きょう(18日)午前中は、6年目となった、ソワニエ看護専門学校での講義(全15回)の第1回目。私は「ものの見方・考え方」という科目を担当しています。 新入生43名。 うち約4割が、高校を出てすぐに ソワニエに来た人たち。 約6割が、社会人などを経て、 ソワニエで看護師をめざします。 この日は、時間のほぼすべてを 私の自己紹介と、学生さんの 自己紹介(私との対話)にあてました。 全員と話ができなかったので、 来週の前半も自己紹介時間です。全員初対面ですが、はじめて会う人と話をするのって、やっぱ楽しいな。昔の私は、おそろしく人見知りで、そんなことを楽しむなんてできなかった人間なんですが。仕事が私を鍛えてくれたのでしょう。今日の学生さんとの対話、とってもおもしろかったです。人間って、いろいろだから。来週からも、楽しみです。
きょう(17日)は、81期岡山労働学校のプレ企画第2弾の遠足、「いちご畑の甘いワ・ナ」でした。参加は21名と、にぎやかに行われました。 まずはここ。わが早島町から倉敷市に入ってすぐのところ。安原いちご園というところで、いちご狩りです。私は自宅から50分ちょっとかけて歩いて向かいました。10時集合。 まずは朝のあいさつ。これだけ人数がいると、楽しいね。「マドマアゼルあいこ」、いや「ディーセントあいこ」さんからあいさつと今日の予定の説明です。 いちご! 40分間の食べ放題です。 みなさん、「これは熟れてる」「これは大きい」と言いながらのいちご狩りです。 いちごの花。 ディーセントさんの アイドルポーズ。私は30分ほどで「お腹いっぱい」状態に。でも、みんないっぱい食べてたな~。すごい。いちご、おいしかったです。続いて、倉敷の酒津公園に向かいました。 酒津公園です。 もうかなり散ってましたが、まだ花見できる雰囲気。人もすごーく多くてびっくり。公園の駐車場は満杯でとめられず 子どもたちの姿もたくさん。家族連れの人が多かったですね。天気もよくて、気温も思ったより寒くなく、春の日和でした。 彩り美しい花壇も。 いや~。いい公園ですね。H間さん絶賛の理由もわかる気がする。 木々も春の生命力を表現していて美しい。 みんなで昼食です(弁当持参)。自己紹介もしつつ、楽しいひとときです。 昼食後は、各自自由に遊んだり、まったりしたり。こちらは「ハンカチ落とし」をする人たち。マドマアゼルさん走ってます。 もりあがるハンカチ落としの図。 そして、バレーボール。私もまじって久しぶりに球技しました。体を動かすって、楽しいな~。ということで、とっても気持ちのよい、楽しい遠足となりました。こんな企画も、いいですね。参加されたみなさん、ありがとうございました。よい交流ができた1日でした。
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