岡山東中央病院の、職員学習会に行ってきました。
テーマは、「沖縄から平和を考える」。
狭い会議室に、けっこうギュウギュウに人が入り、
40名近くいたでしょうか。
狭い部屋ということは分かっていたので、パワーポイントでなく、
この地図や、沖縄の新聞などを使いながら、視覚的な話もしてみました。
約50分ほど、沖縄の基地問題、沖縄戦のことについて、
かいつまんで話をしました。
ちょうど眠たくなる時間帯の学習会だし、
きっちりとした中身よりは、ちょっとラフな感じで、と思い、
「いかに私が沖縄が好きか」という話も結構しました。
いや~、やっぱり沖縄を語るって、楽しい。
それは、じつはとても大事なことだと思っていて、
こういう学習会で沖縄の歴史や基地の問題を学んでも、
やっぱり岡山の私たちは、日常生活のなかで、沖縄の問題を
「意識化」して考える機会って、やっぱり圧倒的に少ない。
だからまずとても大事だと思うのは、「沖縄を好きになること」。
好きになれば、とうぜん関心が継続するわけです。
「愛の反対は無関心」といわれるように、
沖縄の問題について、私たちが関心をもち続ける大きな要素として、
実際に沖縄に行って、沖縄を好きになること、が大事ではないかと。
だから、「観光客は、沖縄の現実をみていない」という批判も
もちろんあると思いますが、私は、まず沖縄への関心の入口は、
観光であっていいし、そこから沖縄への愛が芽生え、
そして「基地の島」という沖縄のもうひとつの顔に関心が広がる
ということで、いいと思うんですよね。
だから、この学習会でも強調したのは、、
「ぜひ沖縄を好きになってください」ということ。
学習会の感想で、「長久さんが沖縄のことをどれだけ
好きなのかが、よくわかりました」と2人の方が言われてましたが(笑)、
はい、そうなんですよと。
そして、だからこそ、いまの沖縄の現実をなんとかしたい、
と思うわけです。好きでなかったら、こんなに強く思わないです、たぶん。
ということで、基地や沖縄戦のことも、
おそらく私の思いをのせて語れたと思います。
あ、9万人が集まった4月25日の県民大会の
翌日の新聞記事(沖縄タイムス、琉球新報)、
参加者のみなさんにも見せることができました。
徳島のTさん、新聞いただいて、ありがとうございました。
ついに活用できました!
講義レジュメはこちら→Okinawaをダウンロード
ところで、講義冒頭でも紹介したんですが、
岡本太郎の『沖縄文化論』、パラパラと再読してみて、
やっぱりおもしろいなーと。もう1回読みたくなりました。
コメント
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